こんな時もある

3月が今日で終わります。
子どもの成長と共に、自分の事に加え子どもの事でとても忙しい月でした。
バタバタと過ごしていたら、いつの間にか満開になっている桜も多く
私は移りゆく季節に追いつけていない気がします。

幸田文さんの本「季節のかたみ」には
「3月は芽が現れ出る月、気鋭の月」との表現が。
でも芽が現れ出ると言っても、芽が出てきてから春と感じるというのは少し遅く
まだ凍てつく様に冷たい土の中で草の芽は萌え出る準備をし、
冷たい風のなかにもやわらかさが出てきたり、、、。
一見今までと同じ様に思えても目に見えない変化は起きている、
だからものの萌しには敏感な方がいい、と書かれています。

本にもありますが、自分の体についても同じことが言えて
健康だと思っていたら暗い病気のきざしを見過ごす事があります。
昨日私と娘は本当に久しぶりに熱を出し寝込んでしまいました。
1年振りに咲き始めた桜もゆっくり鑑賞出来ず
毎日の事で精一杯で体の不調のきざしに気付けなかったのです。

でも体調を崩したのがこの時期で良かったとも思います、
幸田さんの言う様に季節は常に一所にとどまっておらず
先へ先へ変わっていく、、、常に新鮮なのです。
季節が変わるから私たちもまた新しい気持ちで頑張れるのだと思います。
今咲いている桜が葉桜になる頃には、
もうすっかり寝込んでいたことも忘れているはずです。

桜

FBでは皆さんの楽しいお花見写真でいっぱいですが、
これは2年前の桜です、、、。
少し遅く花開く近所の八重桜に期待します。

 

 

 

 

 


2015-03-31 | Posted in Colum, 余白No Comments » 

関連記事

Comment





Comment