舞台「エッグ」

先月北九州芸術劇場でNODA MAPの舞台「エッグ」を観に行きました。
なんと千秋楽で1列目のど真ん中の席、、、
一年分と言わず一生分の運を使い切った気分です(笑)。

内容はとても複雑なので分かり易いか、と言われれば分かりにくい。
でも分かりにくいから観た人それぞれが違う事を感じて考えるのだと思います。
分かりにくいモノは遠ざけられる傾向がありますが
単純なものは単純に人に届き、単純な思考を。
複雑なものは複雑に人に届き、複雑な思考を。
単純な思考から生まれるものより複雑な思考から生まれるものの方が
その過程は多く得るものも多いのではないでしょうか。

ピラティスもどちらかというと分かりにくいエクササイズかもしれません。
でも普段使っていない筋肉に働きかけていくことで、体が目覚め思考も目覚めていきます。
時間はかかるかもしれないけれど、私はピラティスを通して
体の中だけではなくその人の生活の中で、世の中で起こっている事に対し
深く感じ、深く考えていける様になってもらえれれば嬉しいです。

何の話だったかというと舞台「エッグ」の話。
実は昔から妻夫木聡さんのファンでして、、、
1列目のど真ん中の私は吐きそうなくらい緊張し
一人でにやけ、一人で涙したのでした(笑)。

エッグ

野田秀樹さんは「このような物語を嫌う人々が増え続けている時代の空気がある」と語っています。
そしてバランスとしてその空気に冷水を浴びせたい、とも。
こういう舞台が上演出来なくなる日が来ませんように。


2015-05-31 | Posted in 出来事No Comments » 

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