秋の夜長のお話会

 

先日翻訳家・詩人であるアーサー・ビナードさんのお話会に参加してきました。

翻訳とはただ単に言葉を知っていれば出来る事ではなく

原作者の言葉の向こう側にある経験や景色を想像し、考えていく事。

もちろんそこには言葉の引き出しが沢山必要ですが

何を選ぶか、どう使うかはその人の想像力にかかっています。

アーサーさんのお話を最後まで飽きる事なく聞けたのは

アーサーさんが聞き手側の事を考えながら言葉を選んでいたから。

重たい話題もありましたが、おかげで笑いのたえないお話会でした。

 

ボブ・ディランの歌「forever young」をアーサーさんが翻訳し絵本になっています。

「forever young」、アーサーさんの訳は「はじまりの日」です。

ボブ・ディランが息子さんの事を想って作った歌詞で

アーサーさんの素敵な訳が沢山ありましたが、私が好きだったのは

「流されることなく流れをつくりますように」

子どもに多くを望んではいけませんが、これだけは望んでいます(笑)。

 

本

アーサーさんのエッセイと会場で売られていたお花。

絵本「はじまりの日」は売り切れていました。

早く子ども達に読ませてあげたい、、、。

 

 

 

 

 


2014-10-08 | Posted in 余白No Comments » 

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